神戸大学は3月17日、姫路市と包括的な連携協定を結び、同市役所で締結式と記者会見を開きました。本学の全学的な連携協定は、姫路市が加わったことで11自治体?地区(兵庫県内10自治体?地区)となりました。
本学は2022年度から、同市の大学発まちづくり事業補助金を受け、大学院国際文化学研究科が2023年4月に地域社会の国際化をテーマに連携協定を締結しています。2025年度から5年間、大学院医学研究科に姫路市からの寄附講座を設置するのを機に、組織間で連携を強化するため包括連携協定締結の運びとなりました。地域振興、科学技術、産業振興、教育の推進、人材育成、地域保健医療など多くの分野で連携?協力し地域に貢献します。
締結式には、神戸大学から藤澤正人学長、奥村弘理事?副学長、眞庭謙昌医学部附属病院長?副学長、姫路市から清元秀泰市長、加藤聡総合教育監らが出席しました。藤澤学長と清元市長が挨拶に立ち、これまでの交流の経緯や今後の取り組みについて紹介し、協定書にサインをしました。

藤澤学長は姫路市に隣接する神崎郡市川町出身で自身のエピソードを披露しながら、本学の現状やこれまで行われた同市との連携に触れ、「今回の協定により窓口が一元化され、各分野の連携を集約するとともに、新たな連携が次々に生まれることを期待します。今後、相互の強みを生かした、行政と大学のパートナーシップが形成されることを確信しています」と意気込みを語りました。
姫路市では、これまで市内6大学と包括連携協定を結び、神戸大学は7つ目の包括連携協定となります。挨拶に立った清元市長も「豊かな学識を備えた人材を有する神戸大学との連携は心強く、意義深いものです。連携協定の締結により、地域振興や科学技術、地域保健医療などの分野において、さまざまなご提言をいただき、実効性の高い連携事業が数多く実施できるものと期待しています」と話しました。
その後、神戸大学医学部附属病院の眞庭謙昌病院長より、2025年度から姫路市で展開される医療分野の連携事業についての説明がありました。両者が連携し、兵庫県立はりま姫路総合医療センター内に「はりま姫路地域臨床研究推進センター」(仮称)を設置し、同医療機関を実習の場として臨床研究支援人材を養成する事業が報告されました。同地域での活躍を目指す看護師、検査技師、薬剤師などの医療従事者を対象に、年間10人程度の養成を目指します。清元市長も、同研究推進センターへの期待を口にしました。

(地域連携推進本部、連携推進課、広報課)