フランスの画家ソニア?ドローネーは、衣服制作の分野でも活躍した。ソニアの「服飾芸術」の諸芸術への影響、前衛芸術とモードの相関の内に見出される現代性について論じる。
フランスで活躍した画家のソニア?ドローネーは、絵画制作に携わる一方で、1910-20年代に衣服制作を行い、モードの世界で活躍した。本書は、ソニア自身が「服飾芸術」と呼んでいたその服作りが、絵画をはじめ、文学や舞踊、建築、映画、写真等の諸芸術と結びつきながら展開されていく過程をたどる中、前衛芸術とモードの相関の内に見出される現代性について論じた。
国際文化学研究科?准教授 朝倉三枝